「清美タンゴロール」「カラマンダリン」「河内晩柑」「ハウスみかん」ならせいぶ青果!!
愛媛県はみかんの生産量が日本一を誇る、みかんの宝庫です。せいぶ青果では、そんな愛媛県の名産品であるみかんを豊富に販売している人気ショップです。ここでは、せいぶ青果で購入できる愛媛県の美味しいみかんの数々をご紹介します。
ハウスみかんって何?
ハウスみかん
ハウスみかんとは、ハウスの中で温室調整されて栽培された温州みかんです。一般的に春にみかんに花が咲いて、秋にみかんの収穫を行うのが通常ですが、秋にハウス内の気温を上げて春が来たと思わせる事によって、みかんに花を咲かせる栽培方法を行います。
基本的なみかん栽培の季節をずらして育てていくので、春から夏にかけてみかんの収穫を行う事が可能になります。なので、夏場に市場に出回るみかんと言うのは、ハウス栽培されて作られたみかんになります。本来、みかんの出荷時期は秋の9月~冬の2月までとなりますが、ハウス栽培によって季節に左右される事無くいつでもみかんの収穫を行う事が出来ます。
ハウスみかんの良い所
- 露地みかんに比べて質が高く甘い
- ハウスみかんは、水分量や室内温度を自由に調節する事が出来ます。なので、露地みかんに比べて、質の高い甘さのあるみかんを栽培する事ができます。また、水やり調整がしやすいと言う点では、毎日みかんの成長状態をチェックしながら、ハウス内の室温や水分量等を徹底して管理する事ができるので、みかんにとって最高の環境を整えてあげる事ができます。一見、ハウス栽培は水やりや収穫のタイミング等、簡単そうに思うかも知れませんが、少しでも間違えると最高のハウスみかんにはできあがりません。なので、栽培者の熟練の技術と巧みな栽培ノウハウを駆使してできたのがハウスみかんなのです。
- 外的環境の影響を受けにくい
- ハウス栽培では、外的環境変化の影響を受けにくい事もおおきな特徴です。例えば、夏場によく発生する台風、豪雨等からみかんをしっかり守る事が出来ます。昨今は特に環境変化が著しいので、台風が上陸するのも珍しい事では無くなってきています。こうした環境変化の中でも、ハウス内で栽培されているハウスみかんは、被害に耐える事ができるみかんにとって素晴らしい環境と言えます。
- 害虫被害を予防できる
- ハウス内で栽培されるので、害虫や鳥等に実った果実を食べられてしまう心配もありません。なので、みかんに傷が付く事無く、外見も綺麗で美しく仕上がります。
清美タンゴロールとは?
清見タンゴールの歴史
清見タンゴールは、「宮川早生」と「トロビタオレンジ」を掛け合わせたみかんです。ボリュームあるアメリカのオレンジと、甘さが特徴である日本の温州みかんを掛け合わせて誕生した国産初のタンゴール品種です。タンゴールという名前は、「Tangerine=みかん」と、「Orange=オレンジ」を掛け合わせた意味として、「Tangora=タンゴール」となっています。タンゴールの生まれ故郷である果樹試験場興津支場の近くにあった、清見潟から「清見」を取って付けられています。
現在、市場に多く出回っている多くのみかんの新品種の親にもなっており、大変果物として優秀な品種になります。
清見タンゴールの特徴
清見タンゴールは、みかんの実が一個ずつ袋掛けされており、三月まで樹上で越冬して十分に色付いた所で収穫されます。とても栽培に手間の掛かる作業になりますが、出荷直前まで採果はせずに、樹上にて十分に完熟させる事、果肉を一層甘く美味しくしています。ナイフで果実を切ってみると、きめ細やかな繊維と溢れる果汁ではち切れそうな果肉がギュッと詰まっています。芳香があって果汁も豊富でとろける優しい甘さが特徴です。
清美タンゴールは兎に角果肉の果汁が豊富なので、甘味があって優秀なみかんの品種として有名で、最近のみかんの新品種には清見が大体交配されています。収穫時期は、2月初旬~4月下旬となっており、ベストな食べ頃時期は3月頃です。また、多くの新品種は清見から誕生しており、今市場に出て来た多くの新品種の親が清美タンゴールとなっています。
例えば、せとかは「清見×アンコール」を掛け合わせて、それに「マーコット」を掛けて育成され、2001年に品種登録されました。その他にも、はれひめ・西之香・朱見・はるみ・あまか・津之香・不知火等、清見を親に持つ品種は多くあります。
カラマンダリンとは?
カラマンダリンの歴史
カラマンダリンは、アメリカのカリフォルニア大学のフロスト博士が、大正4年に尾張系温州みかんにキングマンダリンを掛け合わせて誕生した品種です。昭和10年に命名され、昭和30年に田中長三郎によって日本に種子で導入され、その後、農水省や愛媛果樹試験場等へも導入されます。しかし当初は、果実の酸が強く商品化にならないとされていたのですが、放置していたカラマンダリンの実にヒヨドリが群がっているのを見て、カラマンダリンの品質を調べた結果、味が格別に良い事が分かり商品化されたみかんです。
カラマンダリンの特徴
カラマンダリンは、温州みかんと同じくらいのサイズ感で、果形はやや腰高で扁円形をしています。果面はやや荒くボコボコしているのが特徴で、果皮は温州みかんに比べると厚みがありますが、簡単に皮を剥く事が可能です。たっぷりの果汁に深みのある味を楽しめるのは、大体4月〜5月のカラマンダリンで、果実の香りが強く、果肉は橙色、肉質は柔らかくジューシーな味わいになっています。このように、カラマンダリンは濃厚な味で食味は良いのですが、減酸が遅いので4月以降が食べ頃です。
また、カラマンダリンは柑橘の中で最も樹に成っている期間が長い品種でもあります。なので、その分果肉がジューシーで濃厚になっており、みかんの果汁がギュッと凝縮された味わいになっています。一つ一つの皮がシャキシャキで、そのまま丸ごと食べる事ができます。
河内晩柑(かわちばんかん)とは?
河内晩柑の歴史
河内晩柑は、ジューシーオレンジや美生柑(みしょうかん)とも言われており、熊本県飽詫郡河内町の西村徳三郎氏の宅地で発生した文旦から偶発実生した品種です。発祥の地である「河内」と、果実が遅い時期に収穫されるみかんの総称である「晩柑」から、「河内晩柑」とみかんが名付けられています。美生柑の由来については、御庄(みしょう)町のマルエム青果の登録商標となっており、マルエム青果のみ美生柑の名前でみかんを販売する事ができ、各みかんの生産地によって河内晩柑には色々な名称が付けられています。
河内晩柑の特徴
河内晩柑の果面は滑らかで美しく、肉質は柔らかく果汁もたっぷり含まれています。果肉の酸味が冬場の1月頃から次第に減り始め、4月頃が食べ頃です。愛媛県愛南町(旧:御庄町)の河内晩柑の生産量は全国の約50%を占め、河内晩柑で日本一の生産量を誇っています。
河内晩柑はみかんの中でも特に珍しい品種で、厳しい冬を乗り越えて新緑の季節を過ぎる頃の3月〜7月まで樹に果実を実らせて収穫する事ができます。風味が良く、食味もさっぱりしており、日本版グレープフルーツとも言えます。しかし、グレープフルーツのような苦味がある訳では無いので、和のグレープフルーツとして味わいを楽しむ事ができます。6〜7月の完熟した河内晩柑も美味しく、それ以前に実っていた果実と糖度は殆ど変わらないのですが、適度に果実の水分が抜けて食感がさっぱりして、甘過ぎず後味も爽やかになっています。
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